映画・テレビ

ぶっつけ本番

 BS日本映画専門チャンネルの東宝映画「ぶっつけ本番」を観ました。

 主演のフランキー堺さん目当てです!

 他には妻役・淡路恵子さん、佐野周二さん、小沢栄太郎さん、仲代達矢さん、吉行和子さん、内田良平さんなどが出演されていました。

 あの塩沢ときさんも当時の名前“塩沢登代路”として出ていたようですが、私は気がつかなかった・・・、あ、ひょっとして赤線に出ていた女性!

 フランキーさんにラーメンとタバコをあげた人でしょうか?

 この「ぶっつけ本番」は報道映画カメラマンのフランキーさんが活躍する映画でした。

 実在したカメラマンがモデルになっているそうです。

 フランキーさんは担当を外されたことが影響して妻の淡路さんとの仲が一時悪くなりますが、別の取材によってカメラマン本来の使命を感じたことによって明るさを取り戻します。

 やっぱりフランキーさんは明るい表情が似合っていますね。

 観ている私も笑ってしまいそうになります。

 そんな雰囲気でこの映画は明るく終わると思っていましたが、フランキーさんは引き揚げ列車を撮影するため線路に降りたところ、後ろから来た列車に轢(ひ)かれて死んでしまいます。

 倒れた後も回り続けるゼンマイ式カメラ・・・。

 創造もしていなかった急展開に、私も「そんなぁ・・・」と思いました。

 クリスマスの夜に家族でとても楽しそうにしていたのに、何もかも急にプツッと切れてしまった感じでしたね。

 それを象徴するかのように、線路上で回り続けていたカメラもついに止まってしまいますね。

 でも悲しむ淡路さんの横で息子たちが元気よく遊んでいる姿や、カメラマン・仲代さんの撮影の様子にフランキーさんをダブらせるところは、今後に希望をもたせる意味でも良かったと思いました。

 そして、この映画について検索したら、59年前の今日、1958(昭和33)年6月8日が公開日なんですね。

 録画したのは昨日ですが、偶然にも公開日と同じ日に観ることができてうれしいです。

 

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太陽への脱出

 チャンネルNECOの日活映画「太陽への脱出」を観ました。

 主演は石原裕次郎さんです。

 他には二谷英明さん、岩崎加根子さん、殿山泰司さん、宇野重吉さん、梅野泰靖さん、南田洋子さん、高品格さん、内藤武敏さん、そして柳瀬志郎さんなどが出演されていました。

 題名とは反対に深く、暗く感じた映画でした。

 死んだことになっているため身を隠しながら生きていることが宿命と思っている裕次郎さんと、故郷の日本へ早く帰りたいと願う梅野さんとの対照的な2人が描かれていましたね。

 しかし早く帰ることになった梅野さんも、そして後で日本に帰ることができた裕次郎さんも、結局は殺されてしまうのが残念でした。

 調べたら裕次郎さんが初めて劇中で死んでしまうのがこの映画のようですね。

 そしてこの映画では岩崎さんが印象に残りました。 

 私が観た映画の中ではなんとなく見たことがある程度の俳優さんでしたが、悲しそうな表情が映画の中で素晴しいくらいに光っているように見えました。

 微笑んだ中にも悲しみを感じるような目をしてましたね。

 超特ダネを引っさげて帰国した新聞記者の二谷さんを待っていた衝撃、いわゆる“事件の握りつぶし”も強烈でした。

 編集長の宇野さんもさばさばした表情でしたが、若い時に今回の二谷さんと同じような経験をした悔しさが、あの独特の柔らかい口調の中にもにじみ出ていたようでした。

 早いもので来月は裕次郎さん没後30年のようですね。

 ご活躍されていた時にもっといろいろ知っておけばよかったなぁと思いますが、今ごろそう思っても遅い・・・かな。

 

 

 

 

 

 

 

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日本列島

 チャンネルNECOの日活映画「日本列島」を観ました。

 主演は宇野重吉さんで、他には二谷英明さん、芦川いづみさん、鈴木瑞穂さん、佐野浅夫さん、内藤武敏さん、武藤章生さん、加藤嘉さん、下元勉さん、庄司永健さん、北林谷栄さん、大滝秀治さんなどが出演されていました。

 また仮面ライダーの死神カメレオンの時に確か“ハインリッヒ博士”役で出ていた外人の方も出演されていたようです。

 これも実話に基づいた映画だそうですが、一言でいうと「怖い映画」でしたね。

 まだアメリカ軍の占領下にあった日本の苦しい立場を描いていました。

 つまり事件に米国が絡んでいるのが明らかになると、その機密を知った人物が殺される・・・いや、「この世から消される!」のです。

 当然のように日本での捜査も突然の打ち切り。

 アメリカ人の容疑者も突然出国逃亡してしまいます。

 沖縄もまだ米国の占領下の時で、そのことがこの映画の最後で大きな衝撃を生むことになってしまいます。

 この映画でも前半は宇野さんと二谷さんが展開の中心となり、後半は芦川さんを中心に展開していきました。

 そして当時実際に起きた不可解な事件が紹介される場面もありました。

 怖さも感じましたが、逆に泣き寝入りするしかない日本側・日本政府の情けなさも感じました。

 最後に芦川さんが国会議事堂を横に見ながら歩き続ける場面は、その思いが強く出ているようでした。

 でも当時の映画だから・・・と軽く思ってもいけないですね。

 今の日本もはっきり言って“アメリカの言いなり”だし、日本国内(特に沖縄!)にも米国特権みたいなものを感じる時がありますからね。

 だからそんな今こそこういう映画を映画館で公開するべきだと思います。

 

 

 

 

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帝銀事件 死刑囚

 チャンネルNECOの日活映画「帝銀事件 死刑囚」を観ました。

 主演は新聞記者役の内藤武敏さんと平沢貞道さん役の信欽三(欣二)さんのお二人だと私は思います。

 容疑者が逮捕されるまでは主に内藤さんの様子を描き、逮捕後は信さんが中心となってましたから。

 他には井上昭文さん、鈴木瑞穂さん、笹森礼子さん、柳川慶子さん、北林谷栄さん、庄司永健さん、藤岡重慶さん、草薙幸二郎さん、柳瀬志郎さん、高品格さん、垂水悟郎さん、佐野浅夫さん、山本陽子さんなどが出演されていました。

 これは戦後間もないころに起きた帝国銀行での毒殺事件を取り上げたドキュメンタリー的な映画で、序盤には当時の実際の映像も出てきました。

 内藤さんや井上さんを始めとする新聞記者たちは、事件発生時には先を争って半ば強引に取材するわけですが、事件の内容が徐々に明らかになってくると取材も人情的になっていきますね。

 被害者の笹森さんと内藤さんとの結婚は、この映画には不要ではなかったかと思います。

 それまでの流れがそのことによって少し冷めてしまったように感じました。

 平沢さん役の信さんはとても良かったです。

 特に強制的に自白させられながらも淡々と話しているところは、逆に気の毒に思えてしまうくらいでした。

 無理して耐えている・・・そんな気がしました。

 娘役の柳川さんは父親が逮捕されてもさばさばした感じでしたが、刑務所で面会を終えた時に泣き崩れる様子は強く印象に残りました。

 無実の人が強引な自白によって罪を認めてしまったために死刑判決を受けてしまう・・・、たぶん表に出てこなかった同じような例はもっとたくさんあったはずです。

 強制自白は今は減ってきているでしょうけど、「無い!」とは言えないでしょうね。

 とても他人事とは思えない辛い映画でした。

 

 

 

 

 

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対決

 チャンネルNECOの日活映画「対決」を観ました。

 主演は小林旭さん?高橋英樹さん?

 どちらでしょう?

 他には和泉雅子さん、玉川伊佐男さん、武藤章生さん、榎木兵衛さんなどが出演されていました。

 今回は顔は知っていても名前がわからない俳優さんが多かったです。

 小林さんと高橋さんでは、私は単独で映っている時が多かった高橋さんのほうが主役扱いのように思えましたね。

 でも小林さんが出てきたら高橋さんは一歩下がる感じだったし、主題歌も小林さんが歌っていたので、貫禄が感じられる体格にもなっている旭さんが主役でしょうか。

 う~ん、最後は高橋さんで終わったので、私としては殺陣シーンでも迫力があった高橋さんを主役として扱ってほしいですね。

 和泉さんは後半になってようやく出てきましたが、高橋さんを心配する場面の時は「男の紋章」を思い出してしまいました。

 その時はただひたすら待ち続ける娘という印象でしたが、この映画では積極的に高橋さんを手助けするという役でしたね。

 でもどちらも幸せには届かずといった感じで残念です。

 明るい性格の人が悲しい人を演じるといい味が出るようではありますが、和泉さんは映画の中でも明るい役であってほしいですね。

 私の個人的な思いですけど・・・。

 

 

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野獣を消せ

 チャンネルNECOの日活映画「野獣を消せ」を観ました。

 主演は渡哲也さんです。

 他には藤竜也さん、川地民夫さん、尾藤イサオさん、杉山俊夫さん、清水将夫さんなどが出演されていました。

 ジョー山中さんも出ていましたが名前が無かった・・・と思ったら、当時の“城アキラ”という名前で出演していたようです。

 これは評価が両極端になる映画だと思いました。

 好きな人は好きでしょうが、ダメな人は全くダメでしょうね(当たり前です!)。

 レイプシーンは出るし、銃撃戦では撃たれて腕が飛ぶ、内臓が飛び出す!

 私は日活アクション終焉と後のポルノ路線が合体したような映画だったと思いました。

 共演者についてですが、藤さんは後の藤さんのイメージそのままでしたが、グループの一員である川地さんは「ちょっと違うんじゃないか・・・。」と思いました。

 影のリーダーのような存在のほうが川地さんらしかったのに。

 尾藤さんも恐怖心でおかしくなるような様子が子供っぽく見えました。

 とにかく私が嫌いな映画のトップに来るような中身でしたね。

 だから観た後にハードディスクからすぐ消去しました。

 

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誘惑

 チャンネルNECOの日活映画「誘惑」を観ました。

 主演は千田是也さん、あるいは左幸子さん?

 珍しく「この人!」という存在がないように感じた映画でしたね。

 私は千田さんが主演だと思いますが、キャスト順では左さんが先だったと思います。

 このお二人の他には芦川いづみさん、葉山良二さん、轟夕起子さん、渡辺美佐子さん、中原早苗さん、殿山泰司さん、小沢昭一さん、武藤章生さん、宍戸錠さん、二谷英明さんなどが出演されていました。

 でも宍戸さんはそんなに目立たない役、二谷さんはセリフすらありませんでした。

 さて、この映画は心の中の独り言やつぶやきが効果を得ていたと思います。

 つまり相手に向かって自分の思いを話すのではなく、画面の中に一人だけ映っている時に“心の声”だけが流れる場面が多かったですね。

 でも他の映画に比べて多いと思った程度で、しつこさは全く感じなかったです。

 そして同じ俳優による母娘の二役も良かったです。

 左さんと芦川さんのお二人でしたが、特に千田さんの昔の恋人とその娘として出演していた芦川さんが良かったですね。

 キャストの中に名前があっても「回想シーンだけの出演なの?」と思ってましたが、控えめに登場して、顔を見た千田さんが「ハッ!」っと驚く様子に繋がっていく流れでした。

 でも娘として母親の過去をある程度知っているというのがポイントで、「お母さんの恋人だった人にようやく会えた。」と思った時の芦川さんのうれしそうな顔が印象に残りました。

 そしてうれしいことに最後は皆が幸せになって終わってくれました。

 昨日の演劇鑑賞のこともあってか、この映画を舞台でやってもおもしろいかな・・・とも思いましたね。

 

 

 

 

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泣かせるぜ

 チャンネルNECOの日活映画「泣かせるぜ」を観ました。

 主演は石原裕次郎さん。

 そして裕次郎さんとは初共演という渡哲也さん登場です。

 他には浅丘ルリ子さん、大坂志郎さん、井上昭文さん、花沢徳衛さん、近藤宏さん、野呂圭介さん、桂小金治さん、新人の太田雅子さん、名古屋章さん、榎木兵衛さん、柳瀬志郎さん、郷鍈冶さんなどが出演されています。

 もうとにかく荒っぽい海の男たちが集まった迫力のある映画でしたね。

 荒くれ男たちのまとめ役の船長・裕次郎さんと、エリート(?)航海士の渡さんとの正反対の2人の対抗心がよく出ていました。

 浅丘さんはこの相反する2人の間に入る女性役でした。

 だからといってムードアクション的な映画にはなっていなくて良かったです。

 花沢さんや井上さんたちもいい味を出していたと思いました。

 日に焼けた姿が乗組員らしくてピッタリでした。

 怪しい雰囲気だった名古屋さんは珍しく裕次郎さんの協力者になると思って観てましたが、最後はやっぱり騙す側でしたね。

 地元静岡県の清水が多く出てきましたが、場所が特定できるところもいくつか出てきたのがうれしかったです。 

 三保の松原も今と比べて松のところが一段高くなっていたようです。

 実はこの映画は以前に観た覚えがあるのです。

 大田さんがトヨタ・トラックに乗って登場する場面は確かに観ましたが、映画を最後まで観た記憶が無かったので今回も観てみました。

 こう何年もかけて観ているとあとで気がつくことが多くなってきますね。

 でもまだ観ていない映画がたくさんありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

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少女

 チャンネルNECOの日活映画「少女」を観ました。

 なかなか世間一般に知られていない感じの映画だと思いました。

 主演は笹森礼子さん。

 他には川地民夫さん、殿山泰司さん、初井言栄さん、田代みどりさん、杉山元さん、柳瀬志郎さんなどが出演されていました。

 60分くらいの短い映画でしたが、時間の短さを感じなかったですね。

 笹森さんは田舎から都会に働きに出てきた少女の役でしたが、結構派手に暴れた場面もありましたね。

 いつでも方言丸出しでしたが、笹森さんの雰囲気とは合っていないように見えました。

 そのせいかアフレコの声が別の人のように聞えましたね。

 でも明らかに実声とわかる場面と比べると同じような声なんですよ。

 笹森さんってこんなに声が低かったかな・・・?

 都会での就職がうまくいかず、故郷からの電報がきっかけで田舎に帰ってしまいますが、見た感じ都会人顔の笹森さんでも、田舎で働く姿が妙に合っていました。

 川地さんもうまくいかないことが多かったですが、笹森さんの田舎での生き生きとした姿には救われた感じでしたね。

 やっぱり当時も都会への“憧れ”と“現実”とは別なんですね。

 今のほうがこの2つの差は大きくなっている気がしますが、いかがでしょうか?

 

 

 

 

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海の情事に賭けろ

 チャンネルNECOの日活映画「海の情事に賭けろ」を観ました。

 主演は今回2役の赤木圭一郎さん。

 他には中原早苗さん、南田洋子さん、笹森礼子さん、高品格さん、郷鍈治さん、深江章喜さん、近藤宏さんなどが出演されていました。

 今回は赤木さんの登場シーンがすごかったです。

 いきなり海の上に浮かんでの登場でしたからね。

 もし実話だとしたらすごい生命力だなと思いました。

 赤木さんは生き別れた双子の役でしたが、2人(?)が同じ画面に登場してもそんなに違和感が無く、自然な映像のように見えました。

 お金持ちの娘の中原さんと素朴な感じの笹森さんとの対照的な役も、それぞれが見た感じそのままでピッタリのようでした。

 映画の中で赤木さんに対する思いで常に優位に立っていたとご自身が思っていたであろう中原さんは、最後は父親の裏の顔がわかってしまってショックを受けてます。

 その中原さんが1人寂しくヨットに乗って海に向かっていく場面は、バックに流れる音楽の影響もあってか、外国映画のラストシーンを観ているようでした。

 でもそれが「えっ、ここで終わってしまうのか?」という感じで、不満が残ったままになってしまったのが残念でした。

 このころの映画に多いのですが、「戦争」という言葉が普通に出てくるところに時代を感じます。

 赤木さんもそうですが、皆さん子供のころに実際に戦争を体験されている方ばかりですからね。

 でもその悲しい体験が、今の俳優・女優には見られない“何か”を映画の中で感じさせてくれるのかな・・・なんて思ったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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