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人間魚雷出撃す

 チャンネルNECOの日活映画「人間魚雷出撃す」を観ました。

 改めて見ると恐ろしい映画名です。

 出演は石原裕次郎さん、長門裕之さん、葉山良二さん、杉幸彦さん、森雅之さん、西村晃さん、安部徹さん、高品格さん、芦川いづみさん、津川雅彦さん、左幸子さんなどです。

 杉さんはなんとなく見た覚えが、森さんは顔は知ってましたが名前がわからなかったです。

 この映画は人間魚雷に乗る石原さん、長門さん、葉山さん、杉さんの4人をまとめる森さん(潜水艦長役)を中心に描いた映画だという感じがしました。

 映画ポスターやDVDのラベルを確認すると石原さんが主役扱いのようになってますが、これらの写真の並びは間違っていると思います。

 というのも、冒頭で終戦後の軍事裁判での森さんの回想から映画が始まり、最後もこの艦長の果たした任務を振り返った思いを述べてましたから。

 この軍事裁判の通訳役では岡田真澄さんが出てましたね。

 森さんは「“無駄死に”はさせたくない!」という強い思いを持った艦長でしたが、これこそ映画の中だけで通じる言葉です。

 敵を倒すために魚雷乗員らが自らを犠牲にして死ぬことに対して、そのような言葉で通してしまうというなんとも恐ろしい時代!

 戦争で死ぬことに対して無駄も何もないですよね。

 石原さんは映画デビューした年です。

 まだ本当の主役扱いにはなっていない時期でしょうか。

 長門さんと津川さんのご兄弟は、この映画の中でも兄弟役でした。

 私は当時の津川さんはなんとなく美和明宏さん寄りの顔のように見えてしまうのです。

 現在の津川さんとは別人みたいですよ。

 この映画でもそうですが部下が犠牲になり上司が生き残る・・・、戦争はそういうものなのですね。

 DVDにダビングして保存する気にはならなかったので、観終わった後にHDDから消去しました。

 安倍首相はこういう映画を観たことがないんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を観ました
 いやおなしに戦争の渦の中に引き込まれてい く日本を引き止めようとする山本五十六も
 その渦の中に引き込まれていってしまう
 印象的だったのは飲み屋の女将さんが
 「勝っても負けても人は死ぬんだよね」
 
 この間NHKで美輪明宏さんが知り合いの方 が出征するので駅でその方のお母さんが
 「必ず帰ってこいよ」大勢のいる駅で言った
 そうですその場で憲兵らしき人に
 ものすごく殴られたそうです
 それを見ながら涙を流しながらその息子さん
 は戦争にいったそうです
 その方戦死したそうです
 涙ながら話してました

 アホな政治家を選ばないようにしないと

 

投稿: きなこ | 2014年8月17日 (日) 21時37分

きなこさんへ。

役所広司さんの映画ですか?
やはり結局は死なずに済む上司たちの命令で動いた人が多く死んでいるんですね。

私の祖父はシベリアに抑留されて亡くなったそうで、骨箱(?)の中に紙切れ1枚だけで帰ってきたそうです。
私は父親というものに縁がないので、せめて祖父が生きていてくれたらなあと思うことがよくありましたね。

来年は終戦から70年なので、戦争についてもっとじっくり考えていくべきでしょうね。
安倍さん、わかってるのかな?

投稿: まさたみ | 2014年8月17日 (日) 22時35分

映画は巡洋艦インディアナポリス事件の実話になります。
調べていけばこの戦での艦長の戦い思いがより判るようになりますね。

総理の思いがどうだかは存じ上げませんが
私の国防の考えは貴サイトとは正反対になるでしょうから同意求めようと思われてもそこは割愛してください

正義の戦争と偽善の平和、正義語るのも平和主義語るのもどっちもろくでもないのしか居ないですので(マザーテレサの思い)

投稿: Schütze | 2014年8月19日 (火) 10時38分

Schützeさんへ。

はじめまして。
コメントありがとうございます。

今思い返すと、インディアナポリスの場面はサラッと終わってしまったような感じでした。

殺し合いや潰し合いのある戦争には正義も何もないと思います。
私は戦争体験者ではありませんが、Schützeさんが言われる“ろくでもない”人たちの仲間のほうに入れてもらいたいですね。

戦争映画を観た私の感想を見つけたら、ぜひまたコメントください。
映画の感想と言ってもまさに「独断と偏見」だらけだと思いますが・・・。
(Schützeはドイツ語ですか?)

投稿: まさたみ | 2014年8月19日 (火) 12時39分

どうも

はいSchützeは独語・狩人といいます

投稿: Schütze | 2014年8月21日 (木) 14時11分

Schützeさんへ。

やはりそうでしたか。
読み方はわからないのですが、uの上の「・・」を見てドイツ語かな?と思ったのです。
再びスイスへ行った時にドイツ語が話せればいいなと思っているのですが、思うだけでそのための勉強も何も実行してません。

投稿: まさたみ | 2014年8月22日 (金) 04時31分

『戦争は善と悪の間で行われる』
つまり、必ず自分が正しく、相手が悪である.

『戦争は平和のために行われる』
東洋長久平和のために、米英の鬼畜生を懲らしめてやる.

つまり、戦争をする奴は皆悪い奴.
どうやって戦争を避けるか、戦争が始まってしまったら、どうやって戦争を終わらせるのか、それを考えなくちゃ.....

投稿: bakeneko | 2019年8月31日 (土) 21時30分

bakenekoさんへ。

はじめまして!(だと思いますが・・・)
コメントありがとうございます。

私も何かしらの理由を作って戦争するなんてばかげた話だなあと思います。
さらに、戦争後のことを考えなくてもいいような世の中にもなってほしいです。
(戦争がなければ“戦争後”という言葉も必要ないという意味です)

投稿: まさたみ | 2019年9月 1日 (日) 14時07分

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